週刊少年サンデー 17-2005

見上げてごらん

連載2回目。オーソドックス路線を突き進んでいる感じ、一発目ガツーンの後の展開としてはいいと思う。
前回は漠然としてたことだけど、グランドスラムを一発目に持ってきて好かったっていう理由がまとまってきた。基本的にはファンタジスタとの対比で、目標(テーマ)の設定を1回目で見せたところ。ファンタでは初めパスをテーマにしたサッカーマンガとして読んでいて、ユース後の高校編後半あたりから読者としてソレを見失った感じになり、イタリア編でも戻ることを感じられなかったんで、後半を迷走と思っていた。で、今回は連載1回目でその辺のことに対する改善というか試しっていうかな部分が感じられたことが好ましいなということ。
ただ、主人公をグランドスラムでまともに戦えるプレーヤーにする気なら、日本の高校レベルは駆け抜けていくぐらいの才能差が必要だろうなとも思うんで、そのあたりをどう見せるかは草場さんの腕次第だな。楽しみ。
・・・宗方コーチを出すという手もあるが。

ブリザードアクセル

3回目も文句なし。花音が二人目の主人公ということになるのかもしれないけど、まだ吹雪の存在感が揺らぐことはなかった。というかむしろ、主人公っぽさがバリバリに出てた。
中表紙で「早くも大反響」と書いてあったこと、普段は売り文句だなと無視するが今回は信じてもいい気分だ。